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石倉解体撤去工事
昔雑貨店を開業していた商店主より、外壁に札幌軟石を使用した築74年(昭和8年建設か大正8年の建設なのか定かではない)になる木造の解体撤去を頼まれた。せっかくの機会なのでその作業状況を、ホームページで公開することを思いつき、これから順次UPすることにしました。
 
11月 2日 足場を設置するために道路管理者に道路占用許可申請書を理由書・位置図・平面図・占用物件構造図を添付して、土木現業所に提出する。
隣地の住民に工事の件について了解を頂く。
11月 5日 土木現業所より11月15日から12月15日までの占用期間では、二ヶ月となるために費用も二ヶ月分となるのでどうしましょうかと連絡が入り、一日短縮して12月14日までの占用期間にしてもらうことにした。親切な職員のお陰で4,400円ほど占用料を安く済むことが出来た。それにしても道路を占用するのにお金がかかることを再認識させられた出来事でした。
11月 6日 発注者が石倉内にある所蔵品を整理方々当社を訪れ、工事契約を結び工事状況をHPで公開する旨をお知らせする。
11月12日 社内で朝から石倉解体について会議を開き、その手順と安全対策を話し合う。その後、石倉内にあるごみを撤去するもののその作業に丸一日かかった。
11月13日 2階の木製化粧壁や不要な木造構築物を撤去し、午後から仮設足場を組み始める。
2階の化粧壁を撤去 仮設足場設置状況
鉄製の鎹により柱と石壁を接続してある 腐食により鎹が機能していない物も多い
5寸通柱も腐食部を切断して3寸5分柱に交換 土台もかなり損傷が激しい
1階部分の柱補強状況 現在では珍しい合掌造りの母屋
.11月14日 工事の打ち合わせ後、昨日に引き続き仮設足場を組み立てる。予定の4段目を組み立てた後落下防止用の手すりや、当会防止用の控え単管で足場を固定した。
早速屋根の状況の調査に入り、鬼瓦・大棟・破風周り・軒隅・軒先などの状況を見る。
一部破損している鬼瓦も間近で見ると迫力満点 一見瓦の設置状況は良く見えるが破損も多い
何積みと言うのか。大棟も見事なものです 破風周りの瓦状況です
大棟の先の瓦収め状況です 軒隅の収め状況です
大棟を撤去 トラッククレーンにより瓦を下げます
11月15日 初雪の降る中昨日に続いて瓦を撤去する。安全ベルトを装着しながら慎重に作業を進め、見た目に瓦が下がっている場所の瓦をはずし、腐食の程度を調べると1寸5分の野地板の上に2寸4分のモルタルが引き詰められていたのには驚いた。瓦の下地は思ったほど腐食は少なく、作業をする上での安全を確認した。
道路占用許可書が郵送されてきたので急ぎ着手届けを提出した。これで道道側の仮設足場が明日から設置出来一安心。
瓦下の野地板等の状況 銅線でサンギと瓦が繋がっている瓦を外す
軒先の下地瓦は釘で止めてあり外しにくい 作業も終盤にはピッチが上がり瓦全て撤去
11月16日 昨日より断続的に降った雪も午前中には溶け、作業の都合で1寸5分の野地板から外しにかかるが、破風石と野地板が鎹で連結され、野地板を外すと破風石が落下する恐れがあるために作業手順を変更した。
破風石と鎹により野地板に連結されていた 中から見る破風石は光が入るほど開いている
ほとんどの破風石と壁石との目地が割れていた 野地板には柾が葺いてあり腐食は無かった
破風石と石壁を外した状況 想像以上に腐食が進んでいた合掌部分
11月19日 朝から猛吹雪となり気温も氷点下7.5度と、この冬最高のシバレの中作業を開始した。悪天候のため予定した箇所を後回しにして、この日は比較的簡単な所を解体したが、重機の調子も悪く思ったほど作業が進まなかった。
解けることのない雪の中の作業 本当に寒い一日でした
11月20日 昨日の大荒れの天気に変わり、今日は大粒の霙となったが比較的暖かく、作業も順調に進んだ。隣地の建造物の屋根が倉庫の屋根に重なるようになっていて、誤って石でも落とそうものなら、間違いなく隣地の屋根に穴が開く厳しい状況で、緊張の中作業を進める。
今日から正面道道側の解体を始めた
側面の解体もようやく半分ほど終わる
隣地建物に一部接触の破風石も半分ほど解体
11月21日 前日の天気予報では猛吹雪なっていたが思いの外天気が良く、野地板を剥がす予定だったが急遽昨日に続いて石の解体をする。難関だった隣地建物側の破風石も、苦労しながらも何とか無事解体することが出来ホット一息。道道側正面も面倒な窓枠も外し、2階部分の壁石をほぼ解体した。
接触していた破風石も取り除きスッキリ
今日は順調に解体が進んむ
レンガのムロに柱が建っていて危険な状況
11月22日 今日は朝から猛吹雪となり荒れ模様の一日となった。打ち合わせ後、野地板を撤去する作業を始めるも、1寸5分の野地板を5寸釘で止めてあって、1日で全て撤去する予定だったが、再利用する事を考え慎重に作業を進めた結果、予定の半分ほどで終了した。
野地板撤去作業風景 屋根の木屑やモルタルを袋に詰め重機で降ろす
この日も氷点下5.4度の真冬日となった 下に降ろされた野地板。幅1尺
野地板の上のモルタル。2トンダンプに3台はある 野地板に葺かれていた柾。意外と傷んでいない
11月26日 空一面を雲が覆いつくすも、外気温8.4度と比較的暖かく風もない穏やかな一日であった。今日は前回の作業に引き続き野地板を撤去する。野地板上の大量のモルタルと柾を整理しながら順調に作業が進められた。
二階床上の大量のモルタルと柾 仕分けをしながらトン袋に詰め込む
野地板が全て撤去 明日から合掌の母屋を撤去する予定
11月27日 いよいよ今日は合掌造りの母屋を撤去する作業をする。チェンソーで腐れた柱を除去しながら慎重に作業を進め、隣地建物に面する二階の石壁も無事撤去を終えた。
外された合掌造りの母屋 母屋を外した後の二階状況
11月28日 朝から2階床板を外し根太を撤去し、屋内にカートクレーンを二台設置し1階部分の外壁の石を撤去作業を始める。
二階床板の撤去作業 根太も外されクッキリと雪模様の空が見える
隣地に面する石壁も綺麗に外された 1階に黄色く見えるのがカートクレーン
11月29日 朝まで降り続いた雪も日中は溶け、比較的穏やかな一日となった。今日は昨日に引き続き1階部分の壁石を撤去する。二台のカートクレーンと2トントラッククレーン車と4トントラッククレーンの四台のクレーンが振る活動する。
隣地に接する石壁もあと一息 道路向かいの建物が見え始める
11月30日 今日は木造部分の撤去作業に入る。天候もよく作業もはかどり、ほとんどの木造部分が撤去された。
建物裏側からの写真 横からの写真です。隣の壁が丸見えです
道路側正面からの写真です。ほぼ木造は撤去 撤去された木材の一部です
12月3日 お天気に恵まれた今日で、ほぼ解体を終了する。
正面の仮設足場も取り除かれスッキリとする 今日でカートクレーンの役目も終わる
12月4日 昨夜から降り積もった雪も20センチほどになり、今日は一日中寒い真冬日となった。基礎部を残して全て撤去し後片付けをする。残り僅かは来年雪解け後に整地する予定になっている。これで石倉解体作業を終了します。
すっかり雪化粧となった コンクリート部分を残して解体完了
4月11日 年も明け高く降り積もった雪も解けた春の陽光の中、最後に残った基礎部分を撤去し整地をする
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