石臼の目立て
墓石店などを始めとする石材加工に携わる多くの職人等は、石臼を製作する事においては大変素晴らしい技術を持つのだが、いざ目立てとなると図面に沿った6分割や、8分割の溝を掘るだけの事しか分からない方が多いのが実情ではないかと思います。ここでは、石工が作業をした目立てを、簡単にご紹介致します。
一般的な石臼の断面図
一般的な溝線の図
6分画 8分画
目立てをする場合においてまず重要なのは、どの様な豆を挽いて粉を作るのかと云うことです。豆の大きさや、求める粉などの粒子の大きさにより、ふくみのクリアランス、溝の幅と深さ、そして叩きの粗さが変わります。、どちらの方向に臼を回転させるのかもポイントになります。これは、回転方向で求める粉の粒子により、溝の角度が変わるためです。
石臼に使用される石材
一般的に石臼に使用される石材は、安山岩系が多いようです。安山岩系は御影石に比べると柔らかい石なのですが、組成物が荒いためほどよく結合部が剥がれ、比較的長時間の使用に耐えるのではないかと考えられます。また、御影石より軽いために挽く作業が容易だったのも一因なのかも知れません。御影石は硬く堅牢で、目立て当初は良く挽けるのですが、表面の叩き部分が減りますとツルツルとなり、常に目立てをやり直ししなければならないようです。ちなみに北海道産の石臼に使用される石材は、札幌硬石や音江硬石等゙くされ゛のない硬石と呼ばれる安山岩を使用します。
石工による石臼の目立て
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